更年期障害の症状 肩こり、腰痛
更年期になると身体的、精神的に様々な症状が出てきます。
色々症状が出てきても、「更年期の症状だから仕方ない、いずれ治る」と
考える人も多いようですが、決して更年期が原因でない場合もあるので、
症状を軽く考えすぎるのはよくありません。
その一つに「肩こり」「腰痛」といったものがあります。
確かに、更年期によりホルモンバランスが崩れて新陳代謝が悪くなったり、
血流が悪くなって肩こり、腰痛を引き起こすこともあります。
しかし、肩こりや腰痛は更年期が原因でない場合のほうが多いのです。
例えば、高血圧などにより腰痛や肩こりをひきおこし、体の異常を訴えている場合もあるのです。
目の疲れも肩こりとして現れてきます。
加齢による筋力の低下から関節が変形してしまったことも考えられます。
また関節の痛みはリウマチなども考えられます。
確かにこれらの症状が出る年代は更年期の年代と重なるので、
「更年期の症状だから仕方ない」と考えてしまいがちです。
しかし、軽く見ていると大きな病気を見逃すことがあるので、
気になるようであったり、長引くようであれば、必ず医療機関を受診しましょう。
日常的に出来る肩こり腰痛対策は、簡単なマッサージやストレッチを行なうことです。
心臓に負担がかかるくらいハードに運動をするのではなく、毎日少しずつ、
柔軟体操などをして筋肉、関節を柔軟なものにしておくと、
肩こり腰痛といった症状は軽減していくでしょう。
塗り薬や湿布などを継続的に使用している人もいますが、
これは痛みを和らげてあげるだけなので、根本的な改善には
繋がらないことを覚えておきましょう。
長引いたり重度な肩こり腰痛は、体の異常を訴えている体からのサインです。
更年期の症状と流さずに、一度医師に相談してみましょう。