更年期のメンタルケア
更年期の特徴的な症状として、憂鬱感あります。
何にもやる気が起きなかったり、家事をこなすのが前と違って
おっくうになったり、漠然と不安に感じたり、孤独感を感じたりと情緒不安定になります。
これらの症状は聞いているだけだと、それほどの物と感じないかもしれませんが、
実際には日常生活に様々な支障をきたします。
仕事をしていればやる気の無さは大きな弊害となります。
専業主婦であっても家事が苦痛となってしまい、
近所付き合いも出来なくなり、家に引きこもりがちになります。
更年期の年齢は、子供が独立したり結婚したりして
家から巣立つ時期でもあるので、生活する家族の大きな変化が孤独感を感じさせたり、
自分の手から子供が放れたという事から喪失感ややる気の無さを助長するのかもしれません。
環境の変化に上手く自分が順応できずに、更年期の精神的症状に陥っていくのです。
更年期のこう言った精神的症状はうつの症状ととてもよく似ています。
しかし、更年期の場合は、婦人科や心療内科へ行き、
適切な処置をしてもらえば数ヶ月で解決するでしょう。
数ヶ月で解決しないようであれば、更年期ではなく、本格的なうつの可能性もあります。
精神科や心療内科での適切な処置が必要になります。
いずれにしろ、精神的症状を感じたならば、恥ずかしがらずに受診することが解決への近道です。
また、更年期には睡眠障害をもたらす場合が多くあります。
更年期の睡眠障害とは、なかなか眠れない、眠りが浅いなどといった症状で、
これも毎日続くと辛いものです。
睡眠はとても大切なもので、更年期の年代では特に充分にとりたいものです。
眠れない、寝覚めが悪くて起きるのが辛いと感じた場合にも医師への相談が必要です。
また大事な事は、こう言った更年期の精神的症状を過大に深刻に考えないことです。
毎日リラックスしてストレスを溜めずに生活することがとても大切なのです。