男性の更年期とストレス
更年期障害の原因には加齢によるホルモンバランスの崩れが主に考えられますが、
男性の場合は、ストレスが関連しているケースがとても多く見られます。
更年期障害といえば女性に発症するもの思われがちですが、
男性にもあることが近年では解っており、
その原因もストレスが関係している事も知られつつあります。
現代は、更年期世代に関わらず、若い世代でも、
更には小学生でもストレスを感じる時代と言われています。
経済的事情、人間関係、仕事関係、家庭環境などストレスを感じる場面は沢山あり、
人それぞれストレスを感じるところも違うし、その程度も異なってきます。
しかし、男性でストレスを感じることが多いのはやはり、
職場でのストレスではないでしょうか。
逆に言う何もストレスを感じずに仕事をしている人はいないのではないかと思うほど、
仕事にはストレスはつき物といえるでしょう。
とかく日本人は勤勉でまじめであり、
欧米人に比べてストレスを感じやすい国民性と言われています。
欧米人のように数ヶ月間に及ぶ休日もなければ、遅くまで仕事をしている人が
偉いという雰囲気さえある会社が多く存在しているのです。
また、家庭環境の変化もストレスの原因となります。
更年期は男性で言っても年齢的に子供が独立して家を出て行く年齢でもあり、
こう言った家庭環境の大きな変化がストレスとなることもあります。
夫婦２人での生活にストレスを感じたり、
老後に関して真剣に考え始めるのもこの頃でしょう。
会社でのトラブル、家庭での大きな環境の変化が、
更年期の男性にストレスと感じさせたときに、
更年期障害となって心身ともに何らかの症状が現れて来るのです。
マイペースでおおらかな人ほど更年期障害になりにくいと言われています。
少しでも更年期障害を避けたいならば、ストレスを溜め込まないことが大事です。